前回は、イヤイヤ期の子どもとの上手な関わり方のポイントを紹介しました。
子どものイヤイヤが止まらなかったり、癇癪が収まらなかったりすると、本当に対応に困ってしまいますよね。
今回はイヤイヤ真っ最中の子どもの気持ちを具体的にどのように落ち着かせたらよいのか、実際の例を交えてご紹介します。
Contents
子どもの気持ちの切り替えさせ方
次のステップで、子どもの気持ちを上手に切り替えられるサポートをしてあげてみてください。
STEP 1|子どもの「イヤ」の気持ちを言語化
細かい理由はともかく、イヤイヤ期の子どもにとって自分が「イヤ」と思っていることがすべてです。
そして、その状態を言語化してもらい、ママやパパに気持ちをわかってもらうことに意味があります。ですので、「これ、イヤだよねぇ」と気持ちに寄り添ってあげるだけで、落ち着くこともありますよ。
まずは、イヤだという気持ちを言葉にして返してあげてみてください。
STEP 2|別の選択肢を提案して、本人に選ばせる
少し落ち着いた頃を見計らって「〇〇と✕✕のどっちがいい?」など別の選択肢や、「〇〇と✕✕のどっちからやる?」など順番を選んでもらうと、自分で選んだことにより満足感が出て気持ちを切り替えやすくなります。
STEP 3|親子で気持ちを切り替える
親子でイライラするより、外に出て少しお散歩をするなど環境を変えてみたり、水を飲んで一息ついたりして気持ちを切り替えるきっかけを作りましょう。親が諦めるという切り替えも必要です。
怒らずにこうして乗り切る!困った時の対処例Q&A
CASE 1
Q.お店で欲しいものを買ってもらうまで泣いて癇癪を起こし、何を言っても収まらない…。周囲の目も気になるし、こちらもつい大きな声で怒ってしまう…どうしたらいい??
A.いったんお店の外に出て「ちょっとお茶飲もっか。」などと気持ちの切り替えを促します。
落ち着いてきたら、目線を合わせて「ほしいのは分かるけど、買わないよ」ときっぱり伝えます。約束できたら買い物に戻ります。
泣き止まなかったり、やっぱりほしいと言い出したりしたら、その日の買い物は諦めて。
家に帰ってからの、楽しい見通しを話しながら帰るといいでしょう。
CASE 2
Q.何を言っても「イヤ」なので何も進まず、予定もめちゃくちゃ…どうしたらいい??
A.まずは別のことを持ちかけてみます。例えば、「よーし、どっちが先にできるか競走だ!」とその気にさせたり、食事と着替えのどちらからするかなど順番を選ばせてみたりしましよう。
子どものプライドをくすぐるような「やってくれると嬉しいな」「これができたらかっこいいね」などの声かけが有効なことも。
どうにもならない予定がある時以外は、少し時間を置いてみるとうまくいくこともありますよ。
少しの間、放置するのも手ですよ!
まとめ
自分の子どもとはいえ、完全には気持ちがわからないのは当然です。
イライラする時は自分の気分転換になることもしてくださいね。親の力が抜けると、子どもも気持ちを切り替えやすくなりますよ。