もうすぐあの季節がやってきますね!
楽しいイベントや綺麗なイルミネーションが街をキラキラに彩る冬!!
一方で、冬はインフルエンザなどの風邪がとても流行します。
中でもノロウイルスは、嘔吐恐怖症のわたしにとっては大敵で、冬場は毎年生きた心地がしません。
できるもんなら冬は家族全員で冬眠したい…。
幼稚園?
仕事?
買い物?
牡蠣?
生牡蠣食って胃腸炎にかかって1人で勝手に苦しんどいてくれる分には全然いいんですよ、構いません。
だけどね、ウイルスを周りに撒き散らすのは本当に勘弁して欲しい。
食べた人だけが苦しむなら自己責任で済みますが、ノロウィルスは感染力が強いですし、移されてしまった人は完全に被害者ですよね。
生牡蠣なんて法律で禁止に……
…さて、生牡蠣好きな方達を敵に回したところで、ノロウイルス予防に効果的な対策(今回は食べ物編)をご紹介します。
まずノロウイルスってどんな病気?
主な症状
主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛です。突然、吐き気や嘔吐を発症し、続いて下痢・腹痛が起こってくるのが特徴です。
まれに発熱を伴うこともあります。
症状の持続は、3日程度と短く、予後は良好です。
しかし、体力の弱い乳幼児や高齢者などでは、下痢による脱水症状や合併症により重症化することがあります。
なお、感染しても軽い風邪のような症状だけの場合や、自覚症状のない場合もあります。
感染経路
潜伏期間は、通常1~2日以内です。
汚染された食品が原因となる「食中毒」による感染経路と、感染者のふん便や吐物が原因となる「感染症」の経路があります。
ノロウイルスは感染力が強く、10~100個という少量でも感染すると考えられています。
感染したノロウイルスは腸管内で増殖し、患者の糞便や吐物1g中には、100万個から10億個ものウイルスが含まれていることがあります。
また、症状がおさまっても2~3週間程度はウイルスを排出し続けることがあります。このため、患者からの二次感染にも注意が必要です。
ノロウイルス予防法【食べ物編】
ラクトフェリン(サプリメント)
ラクトフェリンという成分がノロウイルス予防に有効とされています。
ラクトフェリンは初乳に含まれる鉄と結合したたタンパク質で、感染症予防、免疫調節機能の向上、抗菌活性などの作用が知られています。
ラクトフェリンが、ノロウイルスの腸管への付着を抑制することと、腸管での増殖を抑制することがノロウイルス予防のメカニズムです。
また、ノロウイルス感染後にラクトフェリンを摂取するとこで、糞便へのノロウイルス排出期間を短縮することがわかっています。
我が家でも愛用しているDHCのラクトフェリンは、舌の上で溶かすタイプなので子供でも飲むことができます。
ただ、我が家の近所の薬局では売っているのを見たことがないので、ネットでまとめ買いしています。
今のところ、家族全員ノロウイルスには感染したことがありません。
R-1ヨーグルト
前述のラクトフェリンが含まれるヨーグルトです。
抵抗力の弱い小さなお子さんにほど摂取させたいラクトフェリンですが、サプリメントはあげられない…でも、ヨーグルトなら食べさせてあげられますよね!
ただ、ラクトフェリンは毎日摂取しないと効果が薄いので、コスパが気になる点です…。
マイタケ
マウスを使った動物実験により、舞茸(まいたけ)がノロウイルス感染症に有効だということが発表されています。
「ヒトノロウイルス」を人工的な環境下で増殖させて研究することは現段階では難しいため、代替として「マウスノロウイルス」を用いて研究が行われました。また、ノロウイルスの感染における疾患の重症度は、免疫機能の状態に大きく左右されるため、免疫機能が正常に働いている場合と、免疫機能低下時の2パターンにおける有効性を比較。その結果、免疫機能正常時と低下時どちらにおいても、マウスの腸管内でのマウスノロウイルス増殖量を抑え、かつウイルス排泄期間の短縮もみられました。まいたけに含まれる「腸管免疫系刺激作用」が関与すると推察できるそうです。
トクバイニュース
また、今回マウスが食べた量は、人間に換算すると乾燥していない舞茸数グラムにとどまり、無理なく食べられる量であるそうです。
ちなみに、インフルエンザやヘルペス感染症の予防に有効であることもすでに発表されています!
これらのウイルス抑制効果は、食材の中でもまいたけにのみ含まれる「マイタケα-グルカン」という成分が腸内で働くことが理由と発表されています。
トクバイニュース
舞茸はスーパーでも安価で手に入りますし、料理方法もたくさんあり美味しくいただけますよね。
特に調理方法は気にせず、天ぷらや鍋料理などいつも通りに舞茸を食べればいいそうですよ!
最後に
手洗いうがいはノロウイルスだけではなく、風邪対策には基本中の基本です!
手は目には見えないバイ菌やウイルスがいっぱいです。手洗いに加えてわたしも愛用しているこちらの消毒液も上手に活用してはいかがでしょうか?
※通常のピンク色のパッケージの方はノロウイルスに効果はありません。
冬はもうすぐこそです!感染症予防に良いとされる食べ物をモリモリ食べて、今のうちからウイルスに負けない強い体作りをしていきたいですね!